ドローンによる水中レーザー測量システムおよび 低価格の陸上レーザー測量システムの現場実証試験報告
お知らせ 2018/03/27
一般財団法人河川情報センター、朝日航洋株式会社、アジア航測株式会社、ルーチェサーチ株式会社の4社は、国土交通省の「革新的河川管理プロジェクト(第一弾)」に「チーム FALCON」として参画し「陸上・水中レーザードローン」の共同開発を進めています。
現在、ドローンの利活用は測量の分野においても注目を集めています。特に、河川管理の現場などでは川底の地形測量に対するニーズが大きく、ヘリコプターに搭載される航空レーザー測深器(ALB:Airborne LiDAR Bathymetry)の一層の小型化やドローンの性能向上が進むことで、ドローンによる機動的な水中測量の実現が待望されているところです。また、陸上部を測量する近赤外レーザー機器は、小型化が進んでドローンへの搭載が可能となっていますが、機材が高価であることが普及のネックとなっています。
こうした状況を踏まえて、チーム FALCON は、グリーンレーザー測量機器をドローンに搭載した本邦初の水中レーザー測量システム(以下水中ドローン)、及び低価格の陸上レーザー測量システム(以下陸上ドローン)を開発し、国土交通省の現場をお借りして実証試験に成功しました。今回のプロジェクトで新たに開発した技術と実証試験の概要について報告します。